デイサービスとデイケアの違いは?費用や選び方まで徹底解説!

デイサービスとデイケアは名称もサービスも似ているため、「違いがよくわからない」、「どちらのサービスを選択すればよいかわからないといった方も多いのではないでしょうか。

デイサービスとデイケアは似ていますが、明らかな違いがあります。今回は、実際にデイサービスで働いている私が、二つの違いや選び方についてわかりやすく解説していきます。

デイサービスとデイケアの特徴をそれぞれ解説!


デイサービスとデイケアは似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの違いや特徴について詳しく見ていきましょう。

デイサービスとは?

デイサービスは「通所介護」とも呼ばれており、要介護の認定を受けた方が利用の対象です。送迎、趣味活動やレクリエーション、入浴、食事、機能訓練等のサービスが提供されます。

デイサービスがおすすめの方は、主に以下のような方です。

デイサービスがおすすめの方
  • 認知症のある方。
  • 家にこもりがちで、他者との交流をしたい方。
  • 体力や身体機能の低下により、機能訓練を希望される方。

デイサービスでは、介護を必要とする方とそのご家族を支援するサービスを受けることができます。体を動かして筋力の低下を予防したい方、他者との交流をしたい方におすすめです。

デイケアとは?

デイケアは「通所リハビリテーション」とも呼ばれており、要支援または要介護の認定を受けている方が利用の対象です。送迎、趣味活動やレクリエーション、入浴、食事の提供に加えて、主治医の診察や指示のもと、専門的なリハビリなどが提供されます。

デイケアがおすすめの方は、主に以下のような方です。

デイケアがおすすめの方
  • 退院したばかりで体力の回復を望む方。
  • 骨折や変形性膝関節症などで通院されている方。
  • 脳血管疾患の後遺症や神経難病、呼吸器の病気がある方。

デイケアは、デイサービスで提供している支援の他に、医療的な支援を受けることができます。専門的なリハビリを受けたい方におすすめです。

デイサービスとデイケアの違いを解説!

デイサービスとデイケアの違いについて、わかりやすく表にまとめてみました。

デイサービス

(通所介護)

デイケア

(通所リハビリテーション)

対象者 要介護1~5の認定を受けている方。 要介護1~5、または要支援1~2の認定を受けている方。
目的
  1. 他利用者との交流
  2. 心身の健康を保つ
  3. 家族の負担軽減
  1. 心身の健康を保つ
  2. 日常生活の自立を支援
  3. 健康管理
  4. 他者との交流
  5. 家族の負担軽減

上記の表を参考に、デイサービスとデイケアの違いについて解説していきます。

目的の違い

上記の表で示したように、デイサービスは他利用者との交流、心身の健康を保つなど、楽しい時間を過ごすことが主な目的です。家にこもりがちで人との交流を希望される方や、機能訓練などで体を動かして健康を維持したい方などが利用されます。

デイケアは、日常生活の自立支援や健康管理など、リハビリが主な目的です。医療的なケアが必要な方、退院して間もない方で、病院で行っていたリハビリを継続して行いたい方などが利用されます。

スタッフの違い

デイサービスとデイケアにそれぞれ配置されているスタッフについて、表にまとめてみました。

デイサービス

(通所介護)

デイケア

(通所リハビリテーション)

スタッフの配置
  • 看護師
  • 機能訓練指導員
  • 介護士
  • 生活相談員
  • 医師
  • 看護師
  • 介護士
  • リハビリの専門職(※)

※サービス提供時間が1~2時間の短時間の場合、不在の場合もあります。

スタッフ配置の大きな違いは、デイサービスには医師が常駐していませんが、デイケアには医師が常駐しているところです。

デイケアでは医師の診察や健康管理のもと、専門的なリハビリが実施されるからです。そのため、何かあった時のために医師が常駐しています。

デイサービスとデイケアの費用の違いはある?

施設により費用は違ってきますが、デイサービスとデイケアでかかる費用の例を挙げてみました。

デイサービス

(通所介護)

デイケア

(通所リハビリテーション)

要介護1 581円 710円
要介護2 686円 844円
要介護3 792円 974円
要介護4 897円 1,129円
要介護5 1,003円 1,281円

上記の表は、利用者負担1回につき1割負担で、サービス提供時間が6時間以上7時間未満の場合の例です。(2021年4月時点でのデータです)
上記の表には送迎の費用も含まれていますが、食費やおむつ代などは含まれていません。

どちらも介護度が大きくなるほど費用は高くなっているのがわかります。デイサービスとデイケアの費用を比べてみると、デイケアのほうが少々高くなっています。

デイケアのほうが高い費用になっているのは、医師やリハビリの専門家の配置があること、また専門的なリハビリの内容になっているためです。自治体や各施設によっては上記の表以上に費用の差が出る場合もあるようです。

例えば、食費については各施設で自由に値段を決めており、500円~1000円程度で、これには介護保険が適用されず実費になります。そのため、費用に差が出ることがあります。

デイサービスとデイケアの選び方は?

デイサービスとデイケアを選択するときは、自分や家族が必要としているサービスは何か、何を目的として利用したいのかを考えて選択しましょう。

しっかりとリハビリを受けたい方で、医療的なケアが必要ない場合は、デイサービスに通われることをお勧めします。デイサービスには医師が常駐していませんが、専門的なリハビリを提供している施設が多くあるためです。

一方、病院を退院したばかりで、病院と同じようなリハビリを受けたい方や医療的なケアが必要な方は、デイケアに通われることをおすすめします。

デイケアは、医師や専門職が在籍しており、より専門的なリハビリを受けることができるからです。なので、専門的なリハビリを希望される方はデイケアがおすすめです。

まとめ

デイサービスとデイケア、どちらを選んだほうが良いかは、その方の身体状態や利用目的によって異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

利用の目的は人それぞれなので、デイサービスとデイケアの違いを理解しておくことで、より自分に合った施設の選択ができるようになります。

ご家族やケアマネジャーとよく相談しながら、自分に合った施設選びをしていきましょう。

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sakaiyuko

介護福祉士としてデイサービスで働いています。デイケア、特別養護老人ホームで勤務した経験もあります。また、現在男の子二人の子育て中でもあり、働く母としての経験を生かして情報発信をしていきます。

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