「英語の習得を考えているけど英会話スクールは高額だし書店には英語学習関連の教材が多すぎてどれを選んでいいのかわからない」「そもそも何から始めていいのかわからない」などと迷っている方に、独学で英会話を習得する方法をご紹介します。
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英語は独学でも話せるようになる?
突然ですが「英語話せますか?」と聞かれて、自信を持って「できる!」と答えられますか?
多くの方は中学・高校で、もしかすると小学生の頃からや、大学に入ってからも学んでいる方もいると思いますが、自信を持って「できる!」と言えない方も多いでしょう。
コロナ禍で在宅勤務をして使える時間が増えたり、遠出の旅行もままならなくなったりと、おうち時間も増える傾向にある今、英語の習得に時間を使ってみませんか?
英会話は相手がいて成り立つコミュニケーションです。しかし会話をするための基本を作ることは一人でもできます。これからご紹介する勉強法で英会話に必要な知識を身に付けてください。
英会話が上達するためのポイント3選!
実際に学習に取り掛かる前に、押さえておきたいポイントがあります。
「なんとなくで始めてはみたけど身に付いてるのかもわからない」「なんだかやる気がなくなって辞めてしまった」ではもったいないですよね。
これから学習を始める際には、次のポイントを踏まえて学習してみてください。
目標を設定する
まずは、どのくらいまで上達したいのか目標を決めましょう。
人によって英語を使いたい場面や必要なレベルは様々です。
たとえば接客の仕事をしていて英語を使いたいのであれば、商品の説明やおすすめなどができるスキルが必要でしょう。TOEICで高得点をとるのが目標であれば、文章の読解力やリスニングなど総合的な理解力が必要です。
そして目標を立てる際には、なるべく具体的な到達地点を決めることをお勧めします。
ただ漠然と「話せるようになりたい」「今話している日本語と同じくらいのレベルまで」、というのは目標が曖昧になり、できるようになったということを感じづらいのであまりお勧めできません。
計画を立てる
目標の設定ができたら、「いつ頃までに」「どのくらいまで」学習するかの計画を一緒に立てましょう。
旅行の予定があるなら出発前まで、TOEICの受験予定があれば試験日までにどれくらいまでできるようになりたいかを設定します。
具体的な目標を設定することで学習のスケジュールを立てることができますし、目標が達成できれば、自信にもつながります。
継続して学習を続ける
語学学習に限らずですが、何かを学ぶ際に挫折しがちな理由の一つに「継続すること」の難しさがあげられます。
上達したことを実感できなかったり飽きてしまったり、1日休んだらついズルズルと、なんてこともあるかもしれません。
しかし「継続は力なり」という言葉もあるように、技術の習得には「継続」は必要不可欠です。
毎日少しでも英語に触れる習慣をつけて、「継続」を目指してみてください。
英会話でおすすめな学習法5選!
世の中には英語学習について、本当にたくさんの教材や勉強法があります。
書店に行けば「○○日でマスターする~」とか「TOEIC必勝~」といった書籍や、「聞き流すだけで~」といった数え切れないほどの教材であふれています。
あまりにも多すぎて何を選んでいいのか、何から始めていいかわからなくなってしまったら、次に紹介する学習法で興味を持ったものから始めてみてください。
シャドーイングをする
シャドーイングとは、耳で聞いた英語の音声を1.2語程度聞こえた後から聞こえた通りに口に出して復唱する練習方法です。
この練習方法は聞こえた通りに発音していくという練習法ですので、何かを読む練習ではありません。音声とテキストに起こしたものがセットになった教材がありますが、テキストを読むのは確認程度に留めましょう。
英語音声・英語字幕で映画やドラマを観る
リスニングの学習方法におすすめなのが、英語の映画やドラマを見ることです。スピーチのような話し方ではなく会話で成り立っていますので、話し方の抑揚も学べます。
作品を選ぶ際には自分が興味のある作品を選ぶことがおすすめですが、日常に近いシチュエーションのものがいいでしょう。あまり古い映画や日常からかけ離れた題材のものは自分が実際に使いたい実用的な英語があまり使われていない可能性もあります。
例えば、日本語を時代映画を見て学んだという人が自分のことを「拙者」と言ったり、相手のことを「おぬし」などと言っていたら、言いたいことは理解できても、現代に合っていないと思いませんか。
もちろん作品を楽しむ目的でしたら題材は自由ですが、学習教材として使用するのは習得したいシチュエーションに沿ったものをお勧めします。
英語日記を書く
英語で日記を書くことのメリットは、自分のペースで好きな時間にできることです。わからない単語があれば辞書を使用することも可能ですし、どれだけ時間がかかっても大丈夫です。
会話ではありませんので、相手が発した言葉を理解し返事をするというスピード感も不要です。
日記であれば、自分の日常生活について書くので、普段の行動を英語でどう表現するかを学べます。自分の仕事についてや趣味のことなどを英語にする練習をしておくと、突然英語で自己紹介をする機会が訪れた時でも落ち着いて話すことができるでしょう。
日記を書くこと自体が負担にならないように、最初は短い文章で簡潔に書くことから始めてみてください。
頭の中で常に英語変換をする
普段の行動を自分で英語変換してみましょう。特に難しい文章にするのではなく、「起きた」「朝食を食べた」「電車に乗った」「会社についた」など、普段の行動を簡潔に頭の中で思い浮かべるトレーニングです。
こちらの方法も日常を英語で話すためのトレーニングですが、日記と違って瞬発的に頭に英語を思い浮かべる練習です。移動中やちょっとしたスキマ時間に試してみてください。
実際に英語で会話をしてみる
これまではインプットする方法を紹介してきましたが、英会話を習得するにはアウトプットすることも必須です。スクールで学ぶのであればオンライン英会話という方法もあります。無料体験を行っている所もありますので、いくつか参加してみて比較することができます。
「英会話スクールほど本格的ではなくても」という方には英会話カフェなどがあります。
場所によって料金形態は様々ですが、飲食代+参加費(1時間ごとの料金や1回あたりの料金など)で参加することができます。
こちらはスクールではありませんので、特に英語の指導をしてもらう場所ではないところがほとんどです。
英語のできるスタッフがホストとして会話を促してくれることや、わからない単語を尋ねるくらいはできるでしょう。しかし、「英会話ができる場所を提供している」くらいの認識で参加することをお勧めします。
英会話の初心者が最初に取り組むべき学習は?
まずは単語を覚え、その発音を練習しましょう。
どんなに文法を覚えても、その文章に使いたい単語を英語で言えなければ相手に伝えることができません。
赤ちゃんが言葉を覚える過程で、1語を話すようになり2語、3語と段々と文章で話すようになったり、周囲の人が話す言葉を真似た口調で話している様子を見たことはありませんか?
学習には段階を踏んでいくことは必要不可欠ですので、日常でよく使うような英単語がわかるようになったら、文法について学習し、リーディング、リスニング、スピーキングと学習を進めていきましょう。
まとめ
世界での英語の使用人口は、第二言語としての利用も含めると11億人以上いるといわれています。
英語が使用できると単純に11億人以上の人との交流を可能にすることができます。
その交流は友人関係の構築やビジネスにおけるつながりを作ることもできるでしょう。
日本では日本語ができれば生活上においては特に不自由しません。しかし近年では海外の旅行者も増え、日本に移住してくる人もいます。日本にいても英語を使う機会はこれからもっと増えることが予想されますし、英語を使えることで自分の世界を広げることも夢ではありません。
今日では書籍やDVD等の映像資料だけでなく、学習に関するアプリや情報発信をしているSNSなど英語学習に触れられる機会はたくさんあります。
学習している間は大変なこともあるでしょうが、自分が無理なく継続できる方法を見つけて英語学習を楽しんでください。
kanno
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