医薬品登録販売者とはどんな資格?仕事内容や活かせる職場を徹底解説!  

 

「医薬品登録販売者って聞いたことあるけど、どんな資格だろう?」
「どんな仕事しているの?」
「私でも取れる資格かな?」
と思っていませんか?

この記事では、現役で働いている医薬品登録販売者の私が実際の仕事内容までを解説致します。

  医薬品登録販売者とは?

医薬品登録販売者は、「薬剤師がいなくても」「薬局でなくても」市販の頭痛薬やかぜ薬などを販売することができます。

市販のお薬の種類はとても豊富で、今現在の身体の状態や症状に合わせたお薬を選ぶのは非常に大変です。
そんな時、「どのお薬が最適なのか」「ほかのお薬との違い」などの相談に乗ってお薬を販売するのが医薬品登録販売者のお仕事です。

医薬品登録販売者がいれば、病院に行く時間がない人や症状が軽い人が、病院に行かなくてもお薬を購入できます。

以前は「登録販売者」と呼ばれていましたが、2019年から「医薬品登録販売者」に変更されました。
頭に「医薬品」とついたことで、お薬を販売している人だとすぐにわかるようになったのです。
これにより、お薬の購入に悩んでいる方から相談してもらいやすくなったという報告があります。

医薬品登録販売者になるにはどうすれば良いのか?

医薬品登録販売者の試験には受験資格がないため、誰でも受験ができます。

医薬品登録販売者として働くためには、まず都道府県が行う医薬品登録販売者の国家試験に合格する必要があります。

試験合格後、最初の勤め先を通して保健所で手続きを行い、医薬品登録販売者として登録しなければいけません。

月に80時間以上勤務して2年が経つと、正式に「医薬品登録販売者」となることができるのです。

2年未満のうちは実習中扱いですが、お仕事の内容はほぼ同じです。

上記からもわかるように、医薬品登録販売者になるには、目指してから最短でも2年以上はかかります。
しかし、取得すればお給料に資格手当がつくことがほとんどなので、一生役に立つ資格として人気が高まっています。

登録販売者の仕事内容

ドラッグストアで勤務する場合は、ほかのスタッフと同じように通常の接客業務やレジ業務なども行うことがほとんどです。

医薬品登録販売者としての仕事は、医薬品の販売以外にもあります。

医薬品の品質管理業務として、店舗や倉庫の温度、お薬の使用期限などについても常にチェックするのも仕事の一つです。

医薬品登録販売者として何よりも重要なのが、「頼れるお薬のプロフェッショナル」として医薬品や漢方薬に関する勉強を続けることです。

お薬の種類によっては、服用する年齢に制限があるものもあります。
お薬を服用する際には、用法・容量を守らないと体に悪い影響を与える恐れがあることを常に考えておかなければいけません。
このように、お薬を販売するというのは、とても責任と緊張感のあるお仕事です。


市販薬に関して気軽に相談していただけるプロフェッショナルでいつづけるためにも、勉強を続けていくというのはとても大切なことなのです。

また、医薬品登録販売者の雇用主に「医薬品登録販売者に勉強させる義務」があります。
これを怠って資格を剥奪されるということがないように、雇用主もかなり意識しています。

医薬品の勉強については、薬剤師会などが開催する講座を受講することもできますし、通信学習という方法もあります。
実際に、学習の成果として知識が増えるだけではありません。
相談を受けて一緒にお薬を選ぶ際に自信を持って接客できるので、より頼られる存在になるという良い相乗効果もあります。

医薬品登録販売者と薬剤師の違い

薬剤師の仕事のうち主な業務は、処方せんに基づいてお薬を調合したり、用方・容量を伝えて一人一人に合わせた服薬管理をすることです。

医薬品登録販売者は、処方せんを必要としない市販薬を販売します。

市販薬はいくつかの分類に分けられています。
そのうち医薬品登録販売者が販売できるのは第二類医薬品と第三類医薬品です。
ドラッグストアへは、土日祝日に関わらず症状が出始めたときにすぐに行けるので、待ち時間なく気軽に相談できます。
そのため、医薬品登録販売者のほうが身近な存在かもしれません。

医薬品登録販売者が活動できる職場は?

ドラッグストアや調剤薬局はもちろん、スーパーマーケットやホームセンターなどのお薬コーナーなどが主な活躍の場となります。

ドラッグストアやお薬コーナーでは、市販薬の販売に加えて日用雑貨品や食品の品出し、接客販売などをします。

調剤薬局では処方せん受付や保険診療に関する事務といった、ドラッグストアにはない全く別の業務がメインで、市販薬の販売に関する業務はあまり多くありません。

コンビニエンスストアでも活躍できます。
最近、首都圏の一部のコンビニエンスストアで、ウーバーイーツでの市販薬の配達を始めました。
コンビニエンスストアの店員が医薬品登録販売者の資格を持っていると、店舗で市販薬を売ることができるのです。
利用者にとっては、より身近で便利なコンビニエンスストアとなるでしょう。
医薬品登録販売者がコンビニエンスストアのオーナーになる、という活躍の場もあるということです。

市販薬だけを取り扱っているお店はほとんどありません。
ですので、医薬品登録販売者として活躍するには、それぞれの業種によって医薬品販売に関すること以外の業務を行なう必要がある点をおさえておきましょう。

まとめ

近年、病院に行かずに市販薬で自身の体調管理を行えば、税金の優遇が受けられる「セルフメデュケーション税制」という所得控除制度も整備されています。
社会全体としても、医療費削減や健康志向への関心が高まってきているようです。

そういったことからもわかるように、医薬品登録販売者の資格制度は新しいものですが、非常に注目を集めています。

医薬品登録販売者の受験には年齢も関係ないので、興味のある方はぜひ挑戦してみましょう。
勉強するだけでも、自分と家族の健康を管理できる知識を得られます。
働く場所も全国どこでもありますので、持っておけば生活スタイルに合わせて働き方を選べる強い資格です。

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當房清香

現役の医薬品登録販売者として勤務する傍ら、ライターとしても活躍中。 調理師免許やオーガニック・薬膳・添加物に関する資格も持っており、料理研究家。 「自分の未来は、現在カラダに取り入れているものでつくられていく」 ことを幅広い視点でお伝えしている。 元裁判所書記官であるが、妊娠・出産を機に転身し現在に至る。

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現役の医薬品登録販売者として勤務する傍ら、ライターとしても活躍中。 調理師免許やオーガニック・薬膳・添加物に関する資格も持っており、料理研究家。 「自分の未来は、現在カラダに取り入れているものでつくられていく」 ことを幅広い視点でお伝えしている。 元裁判所書記官であるが、妊娠・出産を機に転身し現在に至る。